建築の高層化が可能になり、建築が小さな人間に対してとてつもなく大きなものに感じる時があります。均質化されていく建物、人間の足では登りきれない高い建物が私たちに与えるのは、不安感や、疎外感、閉鎖感です。私たちが暮らす街も建築も人が生活するためのものであり、これからは人が「安心して休める空間」を特に公共の空間では増やしていく必要があります。
そんな中静岡市の取り組みとして、町中にテラスのような..公園のような空間が、車道の一部を活用して設置されています。正式名所は「パークレット」と呼ばれ車道の一部を転用して作られた「人のための空間」のことを指します。 Park(公園)+let(小さな)を掛け合わせた言葉で、アメリカのサンフランシスコ発祥と言われています。(静岡市のホームページ参照https://www.city.shizuoka.lg.jp/485_000054.html)
六角形の小さなデッキが組み合わさって一つの大きなテラスになっています。
高さも様々な組み合わせで、座ってみたり、机にしてみたり「使い手」が「使い方」を選択できるような形状ですね。
木材は静岡市産の木材が使用されているそうです。
商店街前の歩道と一体的になっているので、屋外ならではの解放感と、屋根に囲まれているような安心感がありとても居心地のいい空間でした。
今回のような活動が増えていくと、都市空間での生活がもっと豊かなものになりますね。
みなさんもぜひ利用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Comments