このプロジェクトでは、既存樹木のクロマツを残しつつ施工を進めています。立派ですよね。
ここで、「門かぶりの松」について調べてみました。
マツ類は百木の長、庭木の王者と言われ丈夫で寿命も長く姿形が良いので「縁起の良い木」として、正月の門松、神棚の松飾などにも使用されています。
門かぶりの松は江戸後期から明治時代にかけて非常に流行ったマツの仕立て方です。
今なお人気があり、若干の地方性はあるものの全国で見られます。
江戸時代は家の格式により、門の形状に制限があり、その格になければどれほど成功した大店でも屋根のある門を作る事は認められなかったとか。屋根つきの門を作ることのできない家が、門の所にさしかけて松や槙等を植えるのが徐々にステータスになっていったのがはじまりだそうです。
また、「わざわいから守ってくれる木」として日本人のかたわらにいつもいたマツの木。
昔は里山の大切な資源として大事にされ、人と共生していました。なつかしい日本の風景にかかせないものです。
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